昨年発売となったアルバム、「第六作品集『無題』」を完全限定生産のレコード盤で再リリースが決定した。
3月11日(日)に渋谷WWW Xにて開催される「情けの庭」で会場先行販売も予定している。
10イヤーズ・からっとは永遠の輝き。
10周年を記念して全国ツアーと会場限定ベスト盤発売決定!
2007年9月5日にファーストアルバム「SALE!」をリリースしてから10年。おとぎ話 アルバム発売10周年記念全国ツアー「10 YEARS CARAT TOUR」が決定。
リリース記念日の9/5 WWW公演を皮切りに全国7大都市で開催。本日よりオフィシャル先行予約が開始されました。
ライブ会場限定の10周年記念コンピレーション盤「10 YEARS CARAT」は新曲+ベストの鉄板選曲。
好評裏に幕を閉じた先の「FLAVOUR OF ISLAY TOUR 2017」でも披露された話題の新曲、ペイズリーアンダーグラウンド的ガレージロックの新境地「追憶に別れを」を緊急収録。
また、CD化が待たれていたグラムロックの人気曲「ファンファーレサーカス」や「JEALOUS LOVE」のオリジナルミックスに加え、
アルバム未収録のシングルバージョン等、バンドの歴史を気分しだいでかいつまんだオールタイムベストアルバムとなりました。
キャッチーなメロディラインと引き締まったバンドアンサンブルが織り成す10年モノの名曲の数々がここに。
思い過ごしは厳禁な500枚限定、タイコウクニヨシ撮り下ろしのポートレートが映える7インチ大ジャケットのコレクターズアイテムです(デザイン/木村豊・セントラル67)。
speedometer.、AUTORAなどで知られる、髙山純の
新しいソロプロジェクト「slomos(スロモス)」が1st アルバムをリリースする。
speedometer.でのビートアプローチから、さらにその世界観を研ぎ澄まし辿り着いた美しき新境地。
映像的な音表現は、多くの人の郷愁を刺激する。
日常に立ちのぼる彼岸の景色が、墨絵のようにスローモーションで動き始める別世界のサウンドトラックともいえる素晴らしい作品。
slomos "dissolva" (Official Music Video)
https://youtu.be/pJT9vjwPzk0
高山純 オフィシャルサイト
http://takayamajun.com/
新人の登竜門ROOKIE A GO-GO も大盛況。
また、会場限定の自主制作作品がタワーレコード未流通チャートで売れ行き好調。
各所で話題騒然の三人組、羊文学待望のデビューです。
瑞々しい感性が導くメランコリックなメロディライン。
ストイックで痩せた音に乗って疾走するザラついたリリシズム。
初期衝動と才能の片鱗がせめぎ合うソリッドなオルタナティヴロックは
楚々とした風情を熱情で切り返すようなハードなリフと内省的な旋律の対比が聴きどころ。
クールな演奏の裏にこびりつくアグレッシヴなリズム感覚、隙間を生かしたシンプルな音作りが印象的です。
透明で清涼感に溢れるアンニュイなエンジェリックヴォイス。
冷めたトーンで歌われるシニカルな批評性や陰影に富んだ文学的な歌詞。
孤独や無情が滲み寂寥感が綴られた詩作は豊かな情感。
繊細でありながら、どこかユニークさも併せ持った言語感覚は特筆すべき大きな魅力です。
平均年齢20 才、フレッシュな感性が反映されたヤングアイデア。
アート志向も感じられる新しいサウンドの感覚がヴィヴィッドに伝わってきます。
好奇心旺盛なスリーピースが繰り出す若々しく荒削りな音のテクスチャー。
ひりひりするのにチャーミング、ある種のツンデレ感をご堪能下さい。
ロックバンド快速東京、約2年半ぶりとなる五枚目のフルアルバム発売日が2018年1月24日に決定した。
気になるタイトル、ジャケットはまだ謎に包まれたままだ。
短くて速い楽曲が矢継ぎ早に展開するバンドのスタイルをさらに進化させた、大注目の名盤になること間違いなしだ。
発売1ヶ月前となる12月24日(日)に超先行発売&ワンマンライブイベント『おかいどく』の開催も緊急決定。
一ヶ月もの超先行発売、かつ500円引きの2,000円でゲットできるという快速東京からの年の瀬プレゼント。
チケットは争奪戦となる可能性が高いのですぐに予約しよう。
チケットインフォメーション、会場前売り券の他にバンドメール予約もあるのでチェックだ。
快速東京のSNSでは、10月に行われた二年ぶり超久しぶりのワンマンライブの映像も公開。
「勢いが衰えないどころか、ところどころ進化しまくりだ!」と大評判だったこのイベントの映像が今後ドシドシ公開予定とのこと。
この冬、快速東京から目が離せない!
◆ 快速東京オフィシャルインスタ ⇒ https://www.instagram.com/kaisokutokyo_official/
風に吹かれて、ついに音楽に。
あの、アーティスト“坂口恭平”がはじめてのスタジオ・アルバムで音楽界デビュー。
何度も聴ける、少し大人のわらべうた。または大人たちへのこもりうた。
「温かくて、泣けるのに、でもなぜか踊れる。」そんな感じ。
作家、建築家、画家、元「新政府内閣総理大臣」。自らの行動で、大きな人生地図を描き続けるアーティスト”坂口恭平”。MOMA(ニューヨーク近代美術館)に著作が置かれ、三島由紀夫賞にノミネートされるなど、風に吹かれるように、どんな分野でも羽ばたき続けてきたこの規格外のアーティストがついに音楽界へやってきた。すでに個展などでのライブや、弾き語り作品を数多くWEB等で発表するなど彼にとって身近な表現であった音楽ながら、正真正銘、初となるスタジオ・アルバムは「アポロン」と名付けられました。人生の道すがら、出会っていた寺尾紗穂、厚海義朗、菅沼雄太という最高のバンド・メンバーたちと共に作り上げたアルバムは、昔からレコード棚に置かれているSSWの名盤のよう。数多くのアート・ピースを毎日のように生み出し続ける彼らしく、スタジオでの録音はたった1日。その日のパッションとやさしさを詰め込みました。
何気ない日常の風景や感情が、音楽になってキラキラと煌びやかに輝いている。日常の息吹だからこそ、正直で大きな「うた」。素晴らしいバンド・アンサンブルはもちろんのこと、寺尾紗穂の「うたごえ」はコーラスから、時にメイン・ヴォーカルにもなり、坂口恭平の「こえ」とのアンサンブルも聴きごたえ十分。また、1曲の中で繰り返される歌詞が、反復される度に違った景色に思えるのは、同じ時間は二度と来ない、そんな日々の暮らしを感じさせる。毎日の音楽として、生活に溶け込んでいく愛聴盤になること間違いなし。
坂口恭平の持つ才能をシンプルに体験できるのが音楽なのかもしれない。それぐらい彼の表現のコアであり、誰もが享受できる身近さがここにある。突如、音楽界に新星が光り輝いた。
バンドメンバー:寺尾紗穂、厚海義朗、菅沼雄太
2018 年のブライテストホープ、羊文学の現在地。
蒼くささくれたバンドアンサンブルと磨きがかかったソングライティング。
成長著しいオルタナティブロックの新星が繰り出す大注目の全4 曲。
待望のセカンドE.P. 発売です。
昨年10 月にE.P.「トンネルを抜けたら」でデビュー。平均年齢20 才の三人組が繰り出すささくれたバンドアンサンブル。若い鋭利な感性が鳴らすソリッドなオルタナティブロックが各所で好評を博しました。轟音ギターサウンドと同居する儚くてどこか刹那的な美しさに溢れたリリカルなメロディライン。深い余韻を残す陰影に富んだメランコリックな旋律は健在で、独特の語感で綴られる少し内省的な青年期特有の瑞々しい感覚に満ちた蒼い詞世界はユニークなセンス。清冽で透明感のある伸びやかで時にアンニュイな歌声は非常に魅力的です。デビュー以来、成長著しい伸び盛りの羊文学。ザラついた手触りの初期衝動はそのままにクールな味わいが滲むモダンロックの風合いも醸し出す彼女たちの現在地。背伸びしない躍動感と開放感、随所に煌めくヤングアイデア。一皮むけて磨きがかかったソングライティングはコンテンポラリーなセンスも感じられます。底知れぬポテンシャルを秘めた瑞々しい才覚にご注目ください。
伝説のシンガーソングライター" 国府達矢"、
15年ぶりのオリジナル・アルバム「ロックブッダ」で完全復活。
1998 年、「MANGAHEAD」として小林武史のレーベルからデビュー。鮮烈なポップセンスで話題を呼ぶも、より強烈で純粋な創造欲求に駆られ、荒野へ。
2003 年、インディペンデントで作り上げたジャパニーズオルタナティブ・ロックの大傑作「ロック転生」をリリース。さまざまな分野のアーティストに衝撃を与え、シンガーソングライター七尾旅人は、国府達矢に3 枚組アルバム「911fantasia」を捧げた。しかしその後、なんと10 年以上に及ぶ沈潜。果てしなく続いた苦闘。
実はその間に、想像を絶する3 枚のアルバムが作り上げられていたにもかかわらず、リリースに向かうことが出来なくなるほど、追い詰められていた精神。社会との糸口を見出しきれないほどに広がってしまっていた、過剰な創造力。まるでジャン・デュビュフェによって定義づけられたアール・ブリュット、「生の芸術」のように。大幅にレールを外れ、変形を繰り返し、音楽のフレームさえ越えて、しかし人間の、そしてこの世界の真っ芯を掴もうとするかのような、普遍の音への試行錯誤。一人の男による、あまりに孤独な、跳躍。
そのサウンドは、背景にある苦難を忘れさせるほどに、優しく、強い。そして爆発的に斬新でポップ。未知との遭遇を成し遂げ帰還したロックブッダが、またしてもポップミュージックの最大容量を更新していく。勇気ある音楽的冒険に対して、今ようやく、照明が当たるときです。
2018 年、今作品 「ロックブッダ」を皮切りに、3 作品連続リリースが決定。新たな国府達矢のスタートを飾る本作は、彼のイマジネーションが追い求めた理想のバンド・サウンドへの挑戦でもありました。録音された音源の可能性を最大限に引き出す為に、長い模索の結果、DSDという高解像キャンパスを利用してミックス。縦・横・奥行、あまりにも立体的なサウンドがまず初めに耳に飛び込んできます。この未来的な立体音響の中に、しっかりとロック・バンドが持つ身体性を兼ね備えているところが“国府サウンド” の驚くべき特徴と言えるでしょう。また国府により練り上げられた設計図を基に、skillkills のスグルとサトシがリズム隊として参加し、この音世界の特異性に強度を与えています。この作品が日本におけるオルタナティブ・ミュージックの一つの到達点であることに間違いありません。90 年代音楽の再発見時代でもある今、ありし90年代と、来たる2020年代のミッシング・リンクをこれまでにない形で切り結ぶ本作は、時代とシンクロする重要な1枚としても聴けますが、どこまでもタイムレスなその響きは、トム・ヨーク、ジェフ・バックリィなどの90年代を彩ったソングライターたちに加えて、プリンス、カエターノ・ヴェローゾ、ジミ・ヘンドリクス、ジョニ・ミッチェル、ロー・ボルジェス、フランク・ザッパ、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンなど、古今東西、真にオリジナルな音楽を愛してやまない全ての方の手元へ是が非でも届けたい、本当の傑作となっています。
また、世界に革新的なカルチャーとして飛び出していった日本のアニメーションにもシンパシーを示してきた国府の「視覚的にanimate されてゆく音像」は、偉大な音楽家のみならず、大友克洋や新海誠のような別ジャンルの表現者たちも想起させます。アートワークは新進気鋭、22歳のイラストレーター雪下まゆがこの作品を聴きこみ、描き上げました。国府達矢の今後に、ぜひご注目ください。
心の底から「待ったかいあった」と宣言できる4 年半ぶりのオリジナル・アルバムが完成。
間違いなく、前野健太の最高傑作であり、“昔からあったような、新しい音楽”。
ここにある詩とサウンドが、これまでの歌謡曲ではない、新時代の歌を掴もうとしている。
新世代のシンガーソングライターとして登場し、音楽誌では10年代のベスト・アルバムに選ばれる名作を残す。「ライブテープ」などドキュ
メンタリー映画主演やフジロック、サマーソニックなど大型ロックフェスにも出演するなど音楽家としての歩みを進めてきたフォーク・シン
ガー前野健太。
自身の作品以外にも、KAAT 「わかったさんのクッキー」(台本・演出: 岡田利規) の劇中歌を作曲。NHK 番組「ジドリ」の劇判、NHKドラマ「あったまるユートピア」主題歌“いのちのきらめき”を担当。などキャリア10 年で生み出してきた詩とメロディが合わさった「うた」が様々な反響を生み、それが反射する形で近年は文筆家、映画・舞台役者へと転がりつづけるように活躍の場所は広がっていった。
16年秋からラジオ日本でレギュラー番組「前野健太のラジオ100年後」がスタート。文筆家としては4年目に突入しようとしている文芸誌「す
ばる」での連載に始まり、昨年は初のエッセイ集「百年後」を出版。役者としても、昨年韓国・プチョン国際映画祭で特別賞を受賞した映画「変態だ」で初の劇映画主演(みうらじゅん原作、安斎肇監督)。そして東京芸術劇場にて岩井秀人、森山未來と共に出演し、NHK E テレでドキュメントも放送された演劇「なむはむだはむ」にて舞台役者デビューなど気づくと音楽以外の分野で光を浴びることも多くなっていた。そんな未知とも言える新たな世界に感化されながらも「うた」はたえまなくこぼれ続けた。
膨れ上がる、新たなる歌心の追求。そして、日々は過ぎていった。ようやくうたの原石が集まり始めたころ、すばらしいパートナーたちに巡り合う。cero の荒内佑が初めてのプロデュースを承諾。これまでも多くの時間を共にし、前野の音楽を理解する盟友石橋英子。まだ20 代半ばながらリーダーであったバンド、森は生きている解散後も幅広く活躍する岡田拓郎。そして「恋するフォーチュンクッキー」などを手掛けJ-POP 一戦で活躍する編曲家である武藤星児。弾き語り以外はこの4 人が前野の楽曲をプロデュース・アレンジ。“ブランニューケンタ” をキーワードに、歌謡曲の時代をなぞるのではなく、これからの歌謡を一緒に作り出したい。そんな想いを胸にアルバム制作がはじまりました。その結果として伊賀航、小西遼、ジム・オルーク、Amazons など20 名強の参加ミュージシャンたちと心を通わせた音楽が1 枚のアルバムとして遂に完成。楽曲が持つポテンシャルが最高なアレンジで録音され、前野本人は主演男優のようにサウンドに身を任せ、すばらしい歌声を聴かせる。その色気をまとった声は将来、歌手・前野健太のデビューと称されるポイントになるかもしれません。
「うた」だけは1 度も裏切ることなく、歩んできた正直すぎるシンガーソングライター。だからこそたどり着いた、100年後に生きる人にも届く強い普遍性。日本を彩った偉大な音楽家や歌い手の気配をたぐり寄せながら、仲間と一緒に“新しい歌” を掴もうとするマエケンの再デ
ビュー・アルバム。10年前、母に借金をして勝手に自主デビューした男が、今度は勝手にメジャー・デビューぐらいの気概を示し戻ってきた。
ジャズもロックも歌謡曲も全て混ぜ込んだ十三曲十三色の万華鏡のような1 枚。あなたにとってどの曲がかけがえのない歌になるでしょう
か?マエケンはきっとこう言うでしょう。「どう感じるかはあなたの自由です」と。そしてこれが日本人にしか語れない歌心。何時聴いても
1 年中満開の桜をお楽しみください。大人の方はお酒と一緒にお花見気分でどうぞ。
眺めのいい詩(うた)、永遠の音楽(おと)
「ライブ最強伝説」の誉れ高きロックンロールバンド、おとぎ話。
待望のニューアルバムは過去最高の完成度です!
そのポップセンスが高い評価を得た『カルチャークラブ』(2015年)をリリース以降、精力的なライブ活動にますます拍車がかかるおとぎ話。
ミュージシャンのみならず映画や演劇等、各界クリエイターからのラブコールは引きも切りません。
「ライブ最強伝説」の誉れ高きロックンロールバンドの最新作は抜群の跳躍力で過去最高値を大幅にクリアー。
ナイーブでユニーク、毒気あるスウィートな視座が魅力の有馬和樹(Vo./G.)のリリックと唯一無二のグッドメロディーは健在です。
とりわけ宇宙の果てへまで視野とイマジネーションを広げたようなパラレルワールド的な心象風景の描写は新境地を見出した感があります。
シェイプアップしたタイトなバンドアンサンブルが繰り出すビートの効いたロックンロールを軸として時にメロウな顔を覗かせるエラスティックな演奏とツボを押さえたアレンジメント。
牛尾健太(G.)の小気味良いリフがハードエッジにドライブするキャッチーなギターロックや重心の低いヘビーなサイケデリックロックはもとより、ダンスミュージックのタイム感を転用したような風間洋隆(B.)と前越啓輔(Dr.)のリズム隊の踏ん張りが印象的なファンキーなナンバーからソフトな歌い回しにプレイが寄り添ったまろやかなグルーブまで。
多彩で表情豊かな粒揃いの楽曲群は共同プロデューサー吉田仁(サロンミュージック)の手による音楽的冒険が進化した絶妙のサウンドプロダクション。
クリエイティブな目的意識を持ってアルバムトータルでの完成度を求めたバンド史上最高傑作の誕生です。
石橋英子、4年間の歳月を費やしたオリジナル・アルバム「The Dream My Bones Dream」が誕生。
シンガーソングライター、プロデューサー、マルチプレイヤーとして、日本をはじめ世界中で活躍し、高い評価を得ている音楽家、石橋英子。2014年、前作「car and freezer」を国内および米・シカゴの名門レーベル"Drag City"からワールドワイドリリースした後、さらなるフィールドへ活動の幅を広げている。
2016年春にリリースした"Merzbow"とのDUO作品がRolling Stone誌<Best Avant Albums of 2016>に選出され、同年秋に5か国を巡るヨーロッパツアーを実施。日本のみならず、海外でもその活動が注目された。映画・ドラマのサウンドトラックも数多く手掛け、映画「アルビノの木」では、シネルファマ・リスボン・インターナショナル・フィルム・アワーズで最優秀音楽賞を獲得。
また前野健太のプロデュースをはじめ、坂本慎太郎、ジム・オルーク、七尾旅人、星野源など多くのアーティストのレコーディングやライブに参加し、さらには劇団"マームとジプシー"の音楽を担当するなど、彼女の底知れぬ才能に魅かれた人々と新たな世界を作り上げた。
4年ぶりのオリジナル・アルバムとなる本作は、今までの作品とは違ったアプローチで制作されている。家族が残した写真をきっかけに、忘れ去られた歴史を掘り起こすところから作品づくりが始まった。しかし、そのきっかけがダイレクトに表現されることはなく、忘れられた歴史を思いながらも、本人の言葉を借りると、ファンタジーを削ぎ落として作品が作られている。アルバムを一聴すると耳に残る列車の音は、過去と未来を結びつけ、これからの時代の呼び水となっていく。
自分のルーツと向き合いながらも、これまでの作品と同様に、彼女の多様な音楽への実験が作品の軸となっていることに変わりはない。その根幹があるからこそ、リスナーはありとあらゆる場所へ、時空を超えて旅することができる。日々の音楽への探求こそが、この輝かしい作品を生み出しているのである。
列車をイメージさせるツインドラムが時を刻み、ストリングス、ペダルスチール、アナログシンセなど様々な楽器が駆使された複雑な音階、そして耳の底で鳴り続けるベース音が、強い印象を生み出す。それは不穏な予言のようであるかもしれないし、未来への一筋の光のように聴こえるかもしれない。受け手によってその捉え方は様々だが、彼女の音楽の世界は、聴くものの感情を揺さぶり、飲み込む強い力を持っている。その力強さはジョニ・ミッチェルやスコット・ウォーカーを思わせ、一つのジャンルにとどまらない、ロックアルバムへと仕上がっている。
さらに、新たな面々とのコラボレーションが、この作品の魅力となっている。2曲目"Agloe"では中国人シンガーソングライター、程璧(チェン・ビー)が石橋英子の日本語詞を元に中国語詞を書き上げ、初めて中国語で歌うことを試みている。そして8曲目"to the east"は、劇団マームとジプシー「ΛΛΛ かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと」の再演(2017年)の音楽を担当した際、クライマックスに使用された楽曲が本作品のために新たに録音された。このような新たな要素を含む楽曲を、ジム・オルークの細やかで大胆なミックスによって磨きをかけ、さらなる高みへと導いている。
ジャケットは、これまで一緒に作品を作り上げてきた写真家、澁谷征司が撮影し、Central67 木村豊がデザインを担当。このアルバムの世界観が最大限に表現されている。誰も真似できないこの音楽は、アートワークも含めて一つの作品として完結する。音楽はもちろん、ぜひパッケージと共に手にしてもらいたい作品である。
参加アーティスト:アイヴィン・ロンニング、須藤俊明、ジム・オルーク、ジョー・タリア、波多野敦子、山本達久、李犁
共同作詞(M-2):程璧(チェン・ビー)
昨年、ライブオーディション「TOKYO BIG UP!」でグランプリ、「FUJI ROCK FESTIVAL」ROOKIE A GO-GO枠で初出演と一気に全国シーンに躍り出た京都のバレーボウイズ!メンバーの内5人が京都精華大学出身で、独特の空気を持つ彼らだが、みんなで唄う"合唱"スタイルが話題を呼んでいる。
本日、キイチビール&ホーリーティッツと藤原ヒロシをゲストに迎え、渋谷WWWにて開催された自主企画で新作アルバムリリースと初ワンマンツアーを発表した。
昨年夏に会場&一部店舗でリリースした「なつやすみEP」をバージョンアップさせ、「なつやすみ’18 猛暑」として7月4日(水)に全国リリースが決定!
すでにバレーボウイズのアンセムとなっている「アサヤケ」や"合唱"定番曲の「卒業」、独特のコーラスワークがひかる「フラッシュバック」を含む計8曲入り。
バレーボウイズ今作は、レコーディング&ミックスエンジニアに葛西敏彦、プロデューサーには永井聖一を迎え、felicityとVolleyboys Clubとの共同レーベルよりリリースという最強布陣によって制作された。
日々進化していく彼らの今と夏をつめ込んだ甘酸っぱい今作を、ぜひ期待して欲しい。
またリリースにあわせて、自身初となるワンマンツアーを東京・大阪にて開催が決定!
本日22時よりオフィシャルツアー先行が開始となっている。
グングン加速する彼らを、ぜひ目撃して欲しい。